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書いてみたい方はココを参照下さい。

RSS 出力対応した作業ログ B!


mattn <mattn.jp@gmail.com>


こんにちわ。Perl 界の桜井章一と呼ばれている mattn です。キメゼリフは「あんた、コードが煤けてるぜ」です*1

今回初めて JPerl Advent Calendar に参加しましたが、この Advent Calendar を動かしてるサーバアプリのソースをガチャガチャと触っている、とてもしつけのなっていない大人です。

このサーバアプリで今回私が手を入れたのは、RSS の出力部分ですが今日はどの様に対応したかを説明します。どちらかというと作業ログです。

App::AdventCalendar は kan さんがこの JPerl Advent Calendar の為に書いたサーバアプリで、テキストファイルを食わしてブログ形式に仕上げる代物です。中身は PSGI 形式のリクエスト handler と、Text::Xatena を使った整形、Router::Simple を使ったルーティング、Text::Xslate をテンプレートエンジンに使っています。結構人気のある物を集めた作りだと思います。

非常に分かりやすく作ってあると思うので、ぜひ参考にソースを見ると勉強になるかと思います。ちなみに私が確認しているので Windows 上での動作は保障します。

RSS 対応するにあたり、まずルーティングしている部分を触りました。通常の記事をサーブしているハンドラは以下の部分です。

$router->connect(
    '/{year:\d{4}}/{name:[a-zA-Z0-9_-]+?}/',
    {
        tmpl => 'index.html',
        act  => sub {
            # snip
        },
    }
);

この URL の後ろに rss を付けて RSS を出力する様にしたいので、この部分をコピペして以下を追加。

$router->connect(
    '/{year:\d{4}}/{name:[a-zA-Z0-9_-]+?}/rss',
    {
        content_type => 'application/xml',
        tmpl         => 'index.xml',
        act          => sub {
            # snip
        },
    }
);

各ハンドラに共通的に設定されている content_type を "application/xml" に、tmpl を "index.xml" に変更しました。ハンドラの中身は通常のHTML版と変わりませんが、RSS を配信するには幾らか情報が足りません。link、category、author に設定する内容です。

link は HTML 版のリンクを指せば良いのでカテゴリと日付番号を足して設定。残る category と author については記事を書いた本人が設定すべきものなので、メタ情報を吸い上げる仕組みを別途実装しました。

どんな風に記述するかは、先日書いた記事を見て頂く事とします。

RSS 出力対応を行った際、通常 HTML 版と共通するテキストファイル解析処理を parse_entry というサブルーチンにまとめましたが、そこに処理を追加しました。テキストを読み込んでいる部分を見ると

my $text = $file->slurp( iomode => '<:utf8' );
my ( $title, $body ) = split( "\n\n", $text, 2 );

テキストと本文は最初の空行で区切られるので、上記リンク先で説明している記述方法の場合、タイトル側にメタ情報が含まれれますね。

my ( $tmp, %meta ) = ( '', () );
for ( split /\n/, $title ) {
    if ($tmp) {
        my ( $key, $value ) = m{^meta-(\w+):\s*(.+)$};
        if ($key) {
            $meta{$key} = $value;
        }
    } else {
        $tmp = $_;
    }
}
$title = $tmp;

こんな感じにタイトル部から「meta-XXX」となっている部分を拾い上げ、タイトルを再設定します。また parse_entry が返すハッシュリファレンスに対して以下の様にメタ情報をマージしました。

return {
    title     => $title,
    text      => $text,
    update_at => $ftime->strftime( '%c' ),
    pubdate   => $ftime->strftime( '%Y-%m-%dT%H:%M:%S' ),
    footnotes => $inline->can('footnotes') ? $inline->footnotes : {},
    %meta, # ここ
};

これで RSS テンプレートで entry.author という変数が参照出来る様になります。

さて最後に、category です。meta-tags というメタ情報から複数の category ノードを作る必要があります。meta-tags で記事の著者に設定してもらったカンマセパレート文字列を配列に乗せ変えます。

メタ情報の吸い上げは汎用的に作ったので簡単ですね。

my @tags = split /,\s*/, $entry->{tags} || '';
$entry->{categories} = \@tags;

あとはテンプレートで entry.categories をループで回してあげればok。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<rss version="2.0">
  <channel>
    <title>[% name %] - [% conf.title %]</title>
    <link>[% uri_for(year _ '/' _ name _ '/') %]</link>
    <description>[% name %] - [% conf.title %]</description>
    [% FOR entry IN entries %]<item>
      <title>[% entry.title %]</title>
      <pubDate>[% entry.pubdate %]</pubDate>
      <link>[% uri_for(entry.link) %]</link>
      [% FOR category IN entry.categories %]<category>[% category %]</category>
      [% END %]
      <guid isPermaLink="true">[% uri_for(entry.link) %]</guid>
      <description>
      [% entry.text | unmark_raw %]
      </description>
      <author>[% entry.author %]</author>
    </item>
    [% END %]
  </channel>
</rss>

簡単ですね。


*1: 要出典